JAM東海

JAM東海第21回定期大会質疑応答(4)

JAM東海第21回定期大会でいただいた、意見・要望を紹介します。

<第3号議案 労働協約と2019年年末一時金闘争取り組み方針に関する件>
発言者:ダイキン工業労働組合名古屋支部 田野代議員

方針に60歳以降の賃金カーブの図で『60歳以前と同一の働き方の場合は、連続した処遇制度とし、一時金なども含めて、同一の処遇とする』とあります。世間では60?80%で推移すると聞いています。体力的な部分や、若手社員の台頭が理由と思いますが、そうした中でJAMが100%現役時代と同等とする考え方について教えていただきたいです。

回答者:執行部(佐々木副執行委員長)

悩ましい問題です。高齢者雇用については長澤運輸事件のように、一審、二審、最高裁で判断が異なり、法的にもそこがしっかり解釈されていないのが実態です。同じ仕事をしていれば同じ賃金なのは当たり前ですが、差に合理性があるかという点もあります。つまり、仕事の内容だけでなく仕事上の責任も関係してくるということです。60歳以降の環境は昔と変わっています。仕事の内容は以前と変化がないようであれば、今まで同様の賃金を求めるのは筋だと思います。ただ、相手のあること、支払い側の体力も関係しますので非常に難しいことと思いますが、JAMとしてもしっかりと指針を出していかなければならないと思います。


JAM東海第21回定期大会質疑応答(3)

JAM東海第21回定期大会でいただいた、意見・要望を紹介します。

<第1号議案 2020・2021年度活動方針に関する件>
発言者:ダイベア労働組合名張支部 坂代議員

『働き方改革関連法』ですが、2020年4月からいよいよ中小企業にも残業の上限規制、2021年4月からは公正な待遇の確保・同一労働同一賃金が適用されます。正規・非正規の話であると認識していますが、同一労働同一賃金の言葉の中には、『同一労働条件』という言葉も含まれると解釈しています。ものづくり産業において、勤務時間の差が生じる企業が少なからずあります。そうした場合は『同一労働条件』ではないと考えます。この同一労働同一賃金または同一労働条件について、単組としてどういった対応が求められるのか。必ずしも『同一労働条件』に揃える必要はないのか、についてお聞かせください。
また、今回の議案書には『働き方改革』の文言が見られませんが、この2年で対応が飛躍的に進むと考えています。JAM東海として道しるべを示していただきたいと思います。

回答者:執行部(井上書記長)

同一事業内の処遇改善をするには、法整備が先行してしまうと労使関係が大変です。対象者を組合員化し、生の声を拾い制度改善していく。組織化する中での対応をお願いしたいと思います。方向性に関しては、労働協約の研修会などを通じて周知していきたいと考えています。


JAM東海第21回定期大会質疑応答(2)

JAM東海第21回定期大会でいただいた、意見・要望を紹介します。

<第1号議案 2020・2021年度活動方針に関する件>
発言者:CKD労働組合 徳永特別代議員

私がお願いしたいのは、組合活動をする際に男性と同様、女性も新しい人、今まで参加したことのない人に声を掛けていただきたいということです。
組合役員をやっていて、組合活動に興味のある組合員は少ないと感じます。それは組合活動が何か知らないからであり、組合に触れるきっかけがあって初めて興味が湧くのだと思います。ですから、組合活動参画の裾野を広げる、組合のファンを増やす活動をしていただきたいのです。新しい人に声を掛けないで、待っているだけでは組合のファンは増えません。『ダイバーシティ』や『女性活躍』と堅苦しく考えるのではなく、新しい人、今まで参加したことのない人を誘う、ということで多様性は広がると考えています。

発言者:CKD労働組合 上野代議員

 5月に尾張東地区協の幹事会があり、女性協議会役員も参加して活動報告をしてもらいました。その時にたくさんの質問があり、地区協役員にも女性協の活動を知っていただくきっかけとなりました。逆に参加した女性協議会役員も、他単組の取り組みが聞けて勉強になったといっており、女性役員の成長にも繋がると思いました。引き続き地協会議等の場へ積極的に女性の参画を進めていただきたいと考えています。
女性役員のいない単組に関しては、なぜ女性が必要なのかまだ理解をいただけていないのかもしれません。必要性を単組役員の皆さんに知っていただけるようなオルグ活動をしていただければ、より女性役員が増えるのではないかと思います。
労働組合の活動が好きな『コア』な女性ファンは必ずいると思います。そうした女性の芽を摘むことなく、道を開いて登用に結びつけていただけるとありがたいです。

回答者:執行部(郡山副執行委員長)

 お二人の発言内容は、まさにJAM東海構成組合の共通の課題です。原因は単組活動の低下であり、組織を強化することが解決に大きく繋がります。そもそも行事に誘う以前に、行事自体ができていない単組もあります。例えばJAM東海組織財政委員会を通じ、三役執行部で議論し構成組合へ展開することで組合活動を強化します。最終的には労使交渉や行事を開催し、そこからようやく組合員を行事に誘うことに繋がります。
『SDGs(持続可能な開発目標)』の目標の中にはジェンダーの問題もあります。そうした状況の中で男女共同参画だけに留まらず、障がい者、外国人労働者など幅を広げた取り組みを労働運動の中で展開すれば、おのずと男女共同参画の課題解決にも繋がっていくと思います。
各地区協の報告で思った以上に質問が出たということは、各単組役員が女性役員の登用に向けた一歩に繋がっていると感じます。
JAM東海組織財政委員会で組織強化を行う。男女共同参画委員会では単組役員が一歩前に出られる仕掛けを作る。女性協議会では女性組合員が前に出られるような仕掛けを作る。女性協議会役員には、引き続き地区協や単組で情報を流し、女性組合員が参画しやすい状況を作っていただきたいです。そのためには執行部、地区協三役、担当オルグの力が必要になりますのでご協力をお願いします。
単組オルグに関しては、すべての単組を回るのは難しい状況です。しかしオルグは継続し、埋められないところは女性役員を登用している組合役員に協力いただく等しながら、その必要性を訴え続けていければと考えています。


JAM東海第21回定期大会質疑応答(1)

JAM東海第21回定期大会でいただいた、意見・要望を紹介します。

<2019年度活動報告>
発言者:岐阜工業労働組合 邨瀬代議員

私たち岐阜工業は2017年12月に会社側から一方的にユニオンショップの廃止等の労働協約の改定を申し込まれ、さらには2018年1月に合理的な理由もないまま期間満了により労働協約は失効すると、一方的に会社から通告を受けました。2年に渡って岐阜県連も共闘し団体交渉を行ってきましたが、交渉は平行線の状態です。
組合は労働委員会に提訴することと併せ、争議行為を行う事を団体交渉の場で会社に通告をしました。
岐阜工業労働組合は争議行為中であります。会社の不当労働行為に対して、絶対に屈しない。自分たちの労働協約と組合員の生活を守るため必ず勝つことを宣言したいと思います
そこで、JAM東海に結集する各単組の皆さんにお願いがあります。私たちの行っている争議行為は、赤の組合旗の掲揚から行っています。私たちの所有する組合旗は3枚しかありません。私たちの争議行為にご協力いただける単組は、赤の組合旗を我々にお貸しください。よろしくお願いします。
私たちの組合で起きている今回のようなケースは、今後、労働人口が減るとともに、企業買収、合併が増えることが予想されるなかで、もはや対岸の火事ではないという事を皆さんに伝えたいと思います。

答弁:執行部(井上書記長)

今回は労働組合の基本的な原則『労働三権』が経営者によって踏みにじられ、破壊されているという問題です。大阪や長野など他の地方JAMでも、同様の問題が起こっています。万が一負けてしまえば、「こうすれば労働組合は潰せる」との悪い情報が全国に広がってしまいます。そうならないために、当該組合と担当オルグ・JAM東海でしっかりと連携します。今後様々なお願いをすることがあるかもしれません。皆様もご協力をお願いします。


JAM東海第21回定期大会を開催しました-木戸執行委員長挨拶文-

第21回定期大会を2019年9月21日から22日の2日間、愛知県・ホテル竹島で開催しました。詳細はJAM東海機関紙:じゃめーる東海第51号に掲載しています。

JAM東海:木戸執行委員長の挨拶文を掲載いたします。


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木戸執行委員長挨拶文


2017組合役員セミナーを開催しました。

 JAM東海では10月29日に「役員セミナー」を名古屋クラウンホテルにて開催しました。各組合で新しく三役および役員になられた方々を中心に43単組90名にご参加をいただきました。

冒頭、JAM東海副執行委員長:小山昭久氏から「労働組合の活動は、保守的とみられているが、決してそうではない。例えば、子どもの小遣いをどのように決めるか。親子交渉で決まることもある。ささやかな行動を見直してみると、日常の生活の中に同じような活動がある。組合は理論的に相手を納得させることが必要。目的と手段を誤らないようにするために、今日のセミナーでしっかり学んで単組に持ち帰ってほしい」と挨拶がありました。

講師は、元JAM全国オルグの原正巳氏。現在、大阪地裁の労働審判であり、東大阪市の勤労市民センターで労働相談員をされている経験豊富な講師をお迎えしました。

講義の始まりでは、ノーベル文学賞に選ばれたアメリカのシンガー・ソングライター、ボブ・ディランさんの「風に吹かれて」の歌詞紹介とともに、1960年代、1970年代の時代背景を紹介されました。そしてつい先日、新入社員が過労死ラインの月間80時間を大幅に超える長時間の過重労働が原因で自殺された事件から垣間見える様々な課題について、問題定義がありました。

その後午前中の講義では、
*労働組合の役割は、会社に対するチェック機能であること。
*労働協約の重要性(事前協議制の必要性)
*会社提案に対して、理論的に交渉するために必要な資料提供と分析
について、進められました。その中で、「ある経営者からみた“労働組合の役割”」について紹介があり、労働組合の役割は、会社に対するチェック機能である。ことを再認識しました。また労働協約の重要性、会社提案に対していかに理論的に交渉するかなど、雇用対策の取り組み事例を交えて講義が進められました。

午後の部では「労働法」について。私たちが労働基本権の保障を獲得するための経過から始まり、労働組合は憲法で保障された組織であり、法によって守られている組織であることをわかりやすく説明を受けました。 また、今日のセミナーのおさらいを兼ねて「労働組合法クイズ」「労働基準法クイズ」に挑戦しました。

研修会は、10時30分から16時30までと長丁場でしたが、参加された方々から(アンケートより抜粋)は、
・内容からみて、もっと時間をとっても良かったのではないか。
・労働協約の大切さが初めて分かった。単組に戻って確認してみる。
・事前協議制の確立や定期的な労使協議会は労働組合にとっては必要だと思った。
・財務分析は会社の体力や資金力を知るために重要であると感じた。
・法律について、知識が追い付いていないが知識として持っていることが大きな力になると感じた。
・クイズの時間が短く残念。難しかったが面白かった。
・会場が狭すぎる。
・こうしたセミナーを今後も実施してほしい。
等々のご意見をいただきました。

参加していただいた皆様、率直な感想をありがとうございました。
JAM東海として、皆さまから頂いたご意見を参考にし、次回のセミナーに活かしてまいりたいと思います。



原講師


挨拶する小山副執行委員長


Tel:052-871-4784