拡大研修会を実施しました。
JAM東海Withでは7月9日に拡大研修会を実施しました。
今年度は新型コロナウィルス感染症の影響により、Webで開催する運びとなりました。
ご参加いただいた33単組71名の皆様および各構成単組の方々のご理解、ご協力に感謝いたします。
まず初めに、旭メタルズ株式会社様、同労組様のご協力によりリモート工場見学を受け入れていただきました。
旭メタルズ様では鉄系鋳物部品の鋳造・加工・組立・販売を行っており、創業105年目を迎えるとても歴史のある会社です。その技術や経験では国内でトップクラスであり、大型品の連続生産や、業界大手顧客との信頼が強みです。トラックや建設機械部品の基幹部品を製造しており、私たち製造業にはなくてはならない製品を生産されています。
また、女性が会社全体の12%を占めており、平均年齢は男性より女性のほうが高いことをご紹介いただき、女性にとって働きやすく・長く社員でいられる職場であることがわかりました。
同旭テックメタル労組様は結成75年を超える歴史のある組織です。「男女均等待遇の実現」「ポジティブアクションの推進」など女性の活躍に力を入れています。男女均等待遇の実現では、男性優遇からの脱却や賃金格差の解消に取り組んでおり、ポジティブアクションの推進では女性組合員の参画を高めるための活動を行っております。
また、職場懇談会を定期的に開催しており、職場委員でない組合員と意見交換をし、組合員の意見を反映させるための活動を行っています。
次に工場見学では、事前に工場見学の模様を撮影していただき、その動画を拝見しました。リモートなので、臨場感は薄れてしまいますが、普段は近づけないような場所も見学することができ、リモートならではの工場見学ができました。また、動画を加工してくださったり、それに説明を入れてくださったり、とても見やすくわかりやすかったです。大変お忙しい中、動画の事前準備等、旭テックメタル労組様のご尽力に感謝いたします。
工場見学の中で、食堂に資格所得者の一覧を掲示してあり、会社の心得である「自分を磨いてプロになる」の実現に向けて、個々のモチベーションを上げる取り組みを行っていることがわかりました。
次に東海労働金庫豊川支店 営業担当 高柳様を講師にお招きし「ライフプランガイド」の研修を行いました。お金がたまる人は、まず貯蓄額を決めるという貯蓄先取り主義をとっています。また、ケータイ料金等の固定費の無駄をいかにそぎ落とすかを最優先にすると、貯蓄ができるということを学びました。セカンドライフを支える公的年金は抜本的な改革が先送りされ、保険料負担は増え、年金額は実質的に減額されます。さらに先行きも不透明です。そのため、今からの貯蓄が大切だということを改めて感じました。
最後に自己紹介&工場見学の感想・意見交換、モヤモヤサロン-あなたの「困った」は何ですか-というテーマでグループワークを行いました。モヤモヤサロンでは日常生活や職場での困っていることを話し合いました。職場で困っていることに関しては、他の会社の制度や実態を聞くことができ、「こんな制度が自分の会社にあったらいいのにな」など新たな発見がたくさんあり、自分の会社に持ち帰れそうな話題がたくさんありました。また、他の業種の方々とお話しすることができ、とても貴重な機会でした。改めてグループワークの大切さを実感しました。
東海With堀部幹事の総括をもって拡大研修会は終了となりました。
この研修を通して単労組の取り組みを知るいい機会となり、とても貴重な時間になりました。初のリモート開催で至らぬ点があったかと思いますが、ご参加いただいた皆様のご協力もあり、無事終了することができました。
これからも東海Withでは、女性のネットワークづくりのための企画と活動を実施してまいります。新型コロナウィルス感染症により活動が制限されるかと思いますが、今後とも皆様のご理解・ご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
東海With幹事 KVK労働組合 小酒井彩花・安江美月