女性協議会

工場見学&研修会

 JAM東海Withでは7月13日(金)と14日(土)の2日間にかけて工場見学&研修会を開催し、述べ38名の方にご参加頂きました。皆様および各構成単組の方々のご理解、ご協力に感謝致します。

 1日目は、岐阜県大垣市にあるナブテスコ株式会社岐阜工場様、同労組様のご協力により工場見学を受け入れて頂きました。ナブテスコ株式会社様では「うごかす、とめる。」をキーワードに、様々な業種でご活躍されており、この現代社会に生きる私たちになくてはならない存在です。少し思い出してみてください、あなたの会社の自動ドア、通勤や出張時に乗っているバスや電車、新幹線、飛行機で出掛けられることもありますか?その飛行機にももしかしたらナブテスコ製の製品が組まれているかもしれません。今回見学させていただいた岐阜工場様では航空機器を作られているということで、私たちにも馴染み深いジェット機から、災害時に活躍している救難ヘリ、自衛隊機などいろいろな場面で活躍している航空機に関するフライト・コントロール・アクチュエーション・システムをメインに作られているとご説明いただきました。これは飛行機が安定した離着陸や飛行の為の制御システムということで、まさにこれがなければ飛行機が飛べない!といった重要な製品であり、これから飛行機やヘリを見る時にはナブテスコ株式会社岐阜工場様を思い出しながら空を見上げることになりそうです。

 工場見学では、全自動の職場や最新の外観検査機、新工場など時間の許す限りたくさん見学をさせていただきました。設備の見える化や社員能力の見える化など、様々な「見える化」への取り組み、また、薬品を使われているということで環境リスクへの対策や地震対策も進められており、最新技術を取り入れた、人にも環境にも優しい会社であると印象を受けました。

 「また遊びに来てください」と暖かく声を掛けて頂き、数年後、本始動した新工場をWithで見学に来たいなと思いながらナブテスコ株式会社岐阜工場様を後にしました。
これからまだまだ右肩上がりに忙しくなるということで、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 その後は長良川横のホテルパークに場所を移し、自己紹介&工場見学感想についてグループワークを行いました。職種毎に目の付けどころが異なり、「そんなところあったっけ?」「そういえばそんなことがあった気がするなぁ」など新たな発見がたくさんあり、グループワークの大切さを実感しました。
 夕食懇親会では、工場見学でお世話になった菊池執行委員長様と瀬畑書記長様をお迎えし、石塚幹事、岩本幹事、松井幹事によるジェスチャーゲームで大いに盛り上がり、懇親を深めることが出来ました。

 2日目は、「防災・減災」がテーマということで、郡山担当副執行委員長からは宮城県石巻市の津波被害を例に挙げながら「防災への意識」が大切であるとお話をいただきました。「非常時に自分は正しい判断が出来るのか?その為の知識が今の自分にはない」と自問自答しつつ、この後の講演へ気持ちが高まります。

 続いて井澤議長よりWithの取り組みについてお話がありました。また、先日行われた尾張東の女性意見交換会で印象的だったというお話、「声に出して訴える」ことで現状が変わる実例を聞かせていただき、やはり私たちの生活をより良くするには、代弁者であるJAMの組織内議員が必要だ!ということで、上野副議長から「JAMとは?」から「選挙の仕組み」や「組織内議員の必要性」を分かりやすく説明いただきました。

 ここからは講師を招いての講演がスタートです。講演1として岐阜大学準教授の小山真紀様をお迎えし、「災害が起きるとどうなる?-被災して後悔しないために-」のテーマでお話頂きました。「災害のイメージを持つことが大切、被害者を自分に置き換えてイメージしてみると分かりやすい」ということで、普段ニュースを見ているだけでは分からない実情についてご紹介いただきました。「そんな恐ろしいことがこの日本で起こるのか?」と驚愕するばかりでしたが、もし被害者が自分だったらどうする?どうすれば被害を避けられた?と災害への危機感と防災準備の必要性を改めて意識しました。また、避難所生活についてもお話いただきました。大きな災害時には避難所生活が長期化する可能性があり、そういった場合、如何にストレスを小さくして過ごすことが出来るのか?の大切さ、その為には実際に起こった話などから得た知識が必要であることを教えて頂きました。

 講演2では豊川市役所の原田様から「女性の力を活かした防災対策ー女性のための防災ハンドブックの作成ー」をご講演いただきました。ハンドブック作成に取り組むきっかけや自分たちでパーティションを組んでみたり、使い捨て哺乳瓶の備蓄についてどれが良いか?など女性目線で奮闘されたお話を聞くことが出来ました。また「女性特有の問題があるけれどなかなか言えない…」などの声を解決するために、女性の防災リーダーが必要である!ということで養成講座を開かており、今後も女性防災リーダーを増やしていきたいということでした。女性への配慮だけに留まらず、耳の不自由な方にもやさしいコミュニケーションボードについてもご紹介いただきました。ぜひ全国へ展開いただきたい活動であります。頂いた「女性のための防災ハンドブック」は防災グッズの中にお守りとして入れておきます。この活動、たくさんの女性に知ってほしい!こちらは豊川市のHPからもダウンロード出来るので同僚や友人とも共有していきたいと思います。

 最後にグループディスカッションということで防災をテーマにTANAボードを作成しました。この頃にはご参加いただいたメンバーの緊張もほぐれ、たくさんのお話を聞くことが出来ました。それぞれの想いを込めてTANAボードを仕上げていきます。グループでパチリ、まとめて下さった座長たちでパチリ、写真を撮ってこの会は終了です。

 中村事務局長の総括をもって2日間の工場見学&研修会は終了となりました。

 この2日間を通して、知らないことを知ることの大切さ、ディスカッションの大切さを噛み締めています。この活動に参加する前の私と今の私、知識の量も目の付け所も考え方も、少しは成長したのかな?と思えた有意義な時間でした。参加された皆様にも意義のある時間になりましたら幸いです。

 これからもWithでは、女性のネットワークづくりのための企画と活動を実施してまいります。今後も皆様のご理解・ご協力を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

東海With幹事 NTN労働組合桑名支部 牧野 静香











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