工場見学&研修会
JAM東海Withは2019年7月26日(金)から27日(土)にかけて工場見学&研修会を開催し、20単組37名の方にご参加頂きました。各構成単組の方々のご理解、ご協力に感謝いたします。
1日目は三重県伊賀市にある株式会社安永様、同労組様のご協力により工場見学を受け入れて頂きました。
同社は「安永にしかできないことグローバルニッチNo.1」をビジョンに掲げ、ニッチ市場を創造し、その中で育んだ独自技術によってトップ企業をめざしています。
自動車のエンジン部品、それを作るための工作機械、検査測定装置、ワイヤソー、エアーポンプ、ディスポーザの製造・販売を行っていることをご紹介いただきました。
工場は清掃が行き届いていました。
毎週金曜日、社員による30分間のピカピカ活動で、工場美化と危険箇所の点検をされているそうです。検査作業は特に集中力を要するため、作業場を外部から見えないよう囲い、原則話しかけることを禁止することで検査精度を維持する工夫をしていました。
そして全プロセスにおいて、安全を最優先するという方針のもと、夏期は作業者の熱中症対策に力を入れています。1時間に1回、半強制的に水分補給の時間を設け、ウォーターサーバーの横には塩タブレットを常備。また飲料メーカーと提携し、6月から10月の間イオン飲料のみを扱う自動販売機を設置されていました。会社が一部費用を負担するため、社員は70円で購入できます。社員の方々の健康・安全を最優先の考え方が浸透していることがわかります。
同労組は結成70周年を迎えた歴史ある組織で、組合員576名中女性は25名、全体の4.5%です。
一方で執行部は18名中女性が2名務めていて、うち1名は東海Withで活躍している神田敬子副議長です。
このことは「男性では気付かない女性の貴重な意見を組合活動に取り入れたい」という執行委員長山口重佳様の想いが反映されています。
今回の研修会には同労組の30代迄の女性組合員が全員参加してくださいました。
女性の組合活動参画の促進に大変熱心に取り組まれていることが伝わってきました。
夕食懇親会には、安永労組の山口委員長、永岡書記長にもお越しいただきました。
牧野静香幹事、松田冴子幹事の企画でチーム対抗のクイズ大会が行われ、三重県にまつわる面白いクイズの数々に参加者は大いに盛り上がりました。
2日目の研修会冒頭では、金子奈央幹事より「東海Withの取り組み紹介」を行い、その一環として「With幹事になりませんか」リーフレットを紹介しました。
未来の仲間に向けて熱い想いを伝えるツールとして作成したものです。
その後、愛知県豊川市議会議員でアンガーマネジメントの資格をお持ちの遠山剛様を講師にお招きし「学ぼう!アンガーマネジメント」研修を行いました。
怒りの感情は生物の本能で無くすことは出来ない。だから怒りを感じたら自分でマネジメントして、後悔しない怒り方をすることが大切ということ。
怒りのメカニズム、怒りを原因とする不適切な行動(自分や他者を不必要に傷つける行為)を防ぐ為に必要な事などグループワークを通じて学びました。
2日間の研修を通して自単組、他単組の取り組み事例を共有するとともに、新しい知識を得ることができました。
これからも東海Withでは、女性のネットワークづくりのための企画と活動を実施してまいります。
今後も皆様のご理解・ご協力を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
東海With幹事 ISOWA労働組合 堀部亜有子